キネシオロジーは人生のバランス調整法
タッチフォーヘルスは、日本語では「健康法」と言われることも多く、確かに痛みの調整にも強いので、「身体の健康法」だと思っている人も、多い。
「健康」という言葉はhealthということも多いけれど、well being という言い方もよく使われる。
これは、「いい状態でいる」ということ。
体調だけでなく、心の状態や、仕事の状態、人間関係の状態、家族の状態など、いろんな状態を含みます。
そして、究極的には、それらすべてのおおもとである魂の成長を促すものです。
身体も心も、結局は、魂の、状態を表現しているにすぎないからです。
多くの場合、
身体の調子が良くないときは、心にアプローチすることが効果的です。
心の調子が良くないときは、身体にアプローチすると効果的です。
もちろん、両方を一度に巻き込むアプローチも、ありです。
そのどちらにも、あるいは両方一度にアプローチできるのが、キネシオロジーなのです。
だから、コーチングにも、子育てにも、大人育てにも、使えるのです。まぁ、なんと呼ぶかだけですね〜
目の前で起きていることの本当の意味
もちろん、テーマにもやるのだけれど、スリーインワン コンセプツ®をレベル6以上受けている人のカウンセリングは、筋反射テストと少しのヒントで、本人が自らどんどん理解を進めて/深めてゆくようになる。
それは、クラスがキネシオロジーのHow toを学ぶものではなく、人の心のしくみ、傾向や癖についての理解を深めるものだから。
さらに勘のいい人になると、筋反射テストをとるまでもなく、起きていることの解釈と対処を理解するようになる。
知る限り最も早い人は、レベル2で、物事の理解が変わっていた。
キネシオロジーだけでもない、心理学だけでもない、脳科学やパーソノロジー、エネルギーワーク、スピリチュアリズムなど、広義の"ホリスティック"なアプローチにより、自分でも気づかないうちにチグハグになってしまっているbody, mind,spirit (and more)を統合することで、スリーインワン コンセプツ®と呼んでいる。
心理学、身体学、スピリチュアリズムをばらばらに学び、使うことは、内科、外科、精神科を別々に受診していることと似たようなものなのかもしれない。
複眼思考
物事を、一面からのみ見るのではなく、前後上下左右、あるいはもっと遠くから、内側から…と、様々な視点で捉えることは、とても大事です。
会社員時代は、マーケティングにしろ事業改革/開発にしろ、システム開発にしろ、とにかく新しい概念を取り入れる必要がたくさんありました。
カンファレンス、セミナー、書籍、取引先、現場など違う視点から情報収集はもちろん、ひとつのテーマについて違う著者の講演、書籍や、意見の食い違う人/会社の話を聞くことで、物事の良い面も悪い面、それ以外も含め、全体を立体的に捉えるよう、心がけていました。
この姿勢は、何事にも通じると思うのです。
セミナーをするようになり、特に関東は会場が色々変わっていることもあり、行く先々での宿泊、ランチとスィーツを一生懸命調べます。
何かと問題にもなっている"口コミ"を見るときに、まずネガティヴな意見から読むとわかりやすいのです。
書いている人にとっての問題は、自分にも問題になり得るのか?
それが自分にとってさして問題でなければいいだけのことですから。
受けたいセミナーを探すときも、同じです。
そして、「よし、これをきちんとやろう!」
と決めたら、今度は同じものを違うルートで学ぶ方法を考えます。
キネシオロジーなら、違う種類のキネシオロジーをいくつか受けて見るのです。Aを理解するために繰り返しAばかりを聞くのではなく、Bを聞くことでAの理解が深まるということは、よくあります。
あるいは違う講師から受けることも一手です。
さらには、セミナー以外にも本など違う媒体からも学びます。
そしてその中で、"この人は!"と思う人に出会えたなら、その人の全てを学びに行くのです。
一見なんの関連もなさそうなことでも、深い考え方のところでは繋がっていたり、より深い理解を得たりすることも、少なさありません。
警察の現場100回のようなものでしょうか⁈^^;
物事何によらず、一面ではなく、できるだけ色々な違った角度から眺め、スルメのように何度も何度も噛み締め、実践(現場)と理解を繰り返すことで、そのことが自分のものになってゆくのだと思うのです。
ここのところこんな話ばかり書いているように思います。
こんなことばかり聞かれているのかもしれません。
何かをやりたいのに動かないなぁと思っている人、学んだことをうまく使えないと感じている人かいるなら、一にも二にもまず実践。
そして、同じことを違う角度から見る・学ぶことをして見るといいかもしれません。
賛成意見ばかり聞いていても、本質は見えにくいもので、反対意見を聞くことで、本当の意味での賛成・反対を決められるのです。
複眼思考です。
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自分の感情がわからない
人は、強いストレス下において、自分が"本当はどう感じているのか?"に気づくことは、しばしば難しい。
セッションの始めにはなんらかの対話をするわけですが(しないセッションもありますが)、起きているテーマに対し、「あなたはどう感じていますか?」とおたずねします。
こんな感じとか、あんな気分などと返ってくることもあれば、「え?よくわかりません」ということも少なくありません。
なにか"いや"だったり、"いい感じかしない"のでセッションに来ているのですが、では具体的にどうか?と問われると、なんと答えていいのか?あるいは、何を答えればいいのか?よくわからなくなったりもするのです。
中には、「だから、あれがああなって、こうなって…」と、感情や気持ちではなく、起きている事柄を繰り返し説明される場合も、多くあります。優秀な仕事をする人ほど、こうなる傾向があります。
さらに、「〇〇な気分です」「△□な気がします」と答えていても、それは、「こんな時はこう感じるべき」、あるいは「そうに決まっているでしょう」ということを答えているだけで、本当場合そんな風に思っていないかもしれないことも、少なくありません。
これは決して本人の言葉を信用しないということではありません。
ただ、そうに決まっている
と考えていることと、
本当に感じていること
は、必ずしも一致していないかもしれない。
ということです。
つまり、セッションのスタート地点が大きく異なるかもしれないと。
私がキネシオロジーを始めた頃、
「感情?気持ち?それって美味しいの?」
違った!
「感情?気持ち?何を答えれば正解なの?」
と、思っていました。
何を答えても
「あなたの気持ちはどうなの?」
と聞き返されるのです。
だから、さっきから答えているじゃない!
と、むかついてきたり。
そんな繰り返しを何度かするうちにわかったことは、
「私の感情がわからない!!!」
でした。
そもそもそんなボキャ習ってないし、単語を聞いても意味不明〜と。
本音の感情に気づくことは、言葉で行うカウンセリングの限界であり、最も難しいところでもあります。
この、本音の感情が解消されないことが、外で起きているいろいろなことの1番の原因であるにもかかわらず、です。
そこで、キネシオロジーでは、種類ごとにそれぞれオリジナルの感情チャートを持っています。
タッチフォーヘルスでは、レベル3で五行の感情を見ますし、メタファーはそれをさらに深めてくれます。
PKPでは、経絡ごとに約15のキーワードをもつ感情一覧があります。
インテグレートヒーリング(IH)も、インナーチャイルドや、自己制限などのチャートが用意されています。
中でも一番感情解放にフォーカスしているスリーインワン コンセプツ®では、「振る舞いのバロメーター」というチャートがあります。
そこには、149ものキーワードが並んでおり、人が受胎してから育つ間にそれらをどう感じてゆくのか?それぞれがどう関連しあって感情を形成し、行動に繋がって行くのか?
縦横無尽に読み取ることができるのです。
この物語を理解しただけで、自分に起きていることを理解する人もいるくらい、本当の感情を理解することは、パワフルなことなのです。
筋反射テストを使って見つけて行くのですが、いずれも
「あなたの本音はこうですよ!」
と定義するものではありません。
自身の感情や、なぜその感情を持つに至ったかを理解する助けとするだけのものなのです。
セッションのその場で、
「あー!そうです!その通りかもしれません!」
という人もいれば、
「いや、ピンときません。むしろ私のことではないような気がします」
とこいう人もいます。
それぞれの反応にも、またいくつかの奥行きがあるのですが、長くなったので、それはまたいつか。
学びのあり方2〜Diploma of Aromatherapy
アロマセラピーの学びが、なぜキネシオロジーを教えるのに役立つのか?
これは、西洋における"Diploma"制度の理解が必要となると思います。
日本では"Diploma"の発行に特に基準はなく、誰でも発行することができます。
オーストラリアでは、Certificate III, IV, Diploma, Advanced Diploma の修了証を出すには、政府がそのカリキュラムに一定の条件を課し、Diploma以上のカリキュラムを組み、発行できる人間自体も一定の教育を受ける必要があります。つまり、政府認定で、誰でもが発行することは出来ません。
"Diploma"の質は国レベルで管理されているのです。
例えば、アロマセラピーを含む代替医療のDiplomaは、本来のアロマセラピーの学び以外に、解剖生理学、病理学、栄養学、コミュニケーション(カウンセリング)、ビジネス マネジメント(帳簿や税金、マーケティング)、ファーストエイド(救命救急)、100〜150時間のスチューデント クリニック(スーパーバイズを受けながらのクリニック実習)と、などが必須となります。
つまり、アロマセラピーの学びだけではなく、政府が決めた周辺の知識も必要となります。
キネシオロジーの場合は、1種類のキネシオロジーではダメで、初級、中級、上級の各カテゴリーから最低でも計500時間キネシオロジーを学び、100時間以上のスチューデントクリニック、プラスアロマと同じようなパッケージが必要となります。
レイキのCertificate IVは、レイキ レベル2までプラス、病院におけるコミュニケーションや衛生管理などについて、約1年の学びが必要となります。
目安として、Diplomaは2年、100〜200万ほどかかることになります。
ついでに言うと、Diplomaをとったあとは、協会に所属、毎年一定ポイントの継続教育を受けていることを証明して更新。自宅サロンでも自賠責の保険に入った上で開業するよう、保健省は呼びかけています。
この協会費と保険に年5〜6万は支払うことになりますから、ある程度真剣にやる人でなければ、割に合わないでしょう。
現時点で私が持っているのは、随分前に取得したDiploma of Aromatherapyのみです。
Diploma of Aromatherapyを取った頃はまだ医学用語の英和辞典がほとんどなく、解剖生理学は辞書を引いても出てきた日本語の意味がわからず、日本語の医学用語を日本語で解説している南山堂の医学辞典に大変お世話になりました。
5cm以上の厚さの解剖生理学の英語本をいきなり読めるわけもなく、まずは日本語で、できるだけ英語も併記されている解剖生理学の本を買ってきて、2回読んでから、英語のマニュアルを読みました。内容がわかっていれば、英語でも理解できると思ったので。
学期ごとに、指定された語数での論文提出は1番の難関で、英語がネイティブではない生徒に厳しいと有名なチャイニーズの先生に当たったときは、1学期で落ちたらDiplomaを諦めようと本気で思っていました。
1学期目は、ひたすらラテン語の骨、筋肉の名前と位置、絵を見たらどこの骨かわかるよう、練習。もう、ほとんど忘れましたけれど。
最後の方の論文では、扁桃体を一生懸命調べたのですが、これも見事に頭から抜け落ちています。
大変でしたが、これをしたおかげで、多分普通にはしなかったであろう学びと、学び方を経験しました。
カウンセリングのクラスでは、それまで日本で学んでいたことと反対の考え方で、先生が教えることの逆をやり、実習パートナーは先生に泣きついているのを見て「あぁ、本当にここでは違うのだ」と思ったのです。
どちらが良い・悪いではなく、こういうアプローチもあるのだなぁと学びました。
ビジネスマネジメントは、会社でも個人でもすでにやっていることばかりでさすがにつまらなく、1日受けてその夜アサインメント提出し、明日のクラスはいかないけれど、これで合格にしてねと、講師と学校に交渉しました。
解剖生理学の次に意義が大きかったのは、学校という管理された場で、先生の指導を受けながら実践できるスチューデント クリニックで、とても勉強になりました。
技術そのものより、クリニック全体のマネジメントが参考になりました。
クライアントが問題を起こした時、クライアントへも、関わったセラピストへも、マネジメントの対応は素早かった。
問題行動が発覚したその場でレセプションはクライアントに電話し、「あなたの予約は二度と受けない」と言い放ち、担当セラピスト(のたまご)には、当分似たようなクライアントの施術を拒否できるが、どうするか?カウンセリングが必要か?と、たずねたのです。
これらの学び全てが、現在提供している全てのクラスとセッションの血となり肉となっています。Diplomaコースは基礎となっていると言っても良いかもしれません。
キネシオロジーに関していうなら、私は5種類、1500時間以上のキネシオロジーを受講していますが、Diplomaは取得していません。(理由はまたいずれ) ただ、協会には所属しているので"registered Kinesiologist"ということになります。Diplomaがあれば"professional"となります。
正直、西洋におけるDiploma制度は、別名"集金・資格マフィア"とも言われ、確かに問題点も多いと感じています。
一方で、実践のために必要な最低限の力と知識を与えてくれることも、確かです。
何であれ海外のDiplomaを1つでも持っている人は、これだけの学びと継続的なアデプデートを行なっており、面倒くさいこともあるけれど、様々な面で助けられてもいるのです。
脳活性のキネシオロジー
物忘れ予防、記憶力アップの方法として、ブレインジムの「交差足踏み」と「8の字」が紹介されています。
こんなビデオがあったのですねぇ。
交差足踏みをする前と後の脳波測定と、記憶テストの結果は、これらの成果を確実に示しています。
ブレインジムの大元となっているタッチフォーヘルスでは、交差足踏みをクロスクロールと呼びます。
このタッチフォーヘルスから脳活性に関係するものを主に子供向けの体操として創り出したブレインジムが、今回ビデオで紹介されています。
さらに、感情ストレスが、子供から大人までの学習障害に関係していることを突き止めたスリーインワン コンセプツ®では、クロスパタニングとして、脳だけでなく、目や口の動きを加える事で、より全身の活性化に活用しています。
ビデオで紹介されている体操はとても簡単で、子供から高齢者まで、楽に行えます。
試験前、企画やアイデアを考える時、最近記憶が怪しいなぁと思った時、お試しあれ。
スリーインワン コンセプツ® 受講体験談
感情に最も深くアプローチするキネシオロジー、スリーインワン コンセプツ®。
日本からワーキングホリデーでオーストラリアに来ていた佐藤さんの、レベル1〜7集中講座受講感想インタビューです。
申し込みの連絡を受けたのは、コース開催直前。しかも、飛行機で4時間ほどかかるダーウィンから。
「受講間に合うなら、エアチケット取ってすぐ飛びます!」
で、本当に飛んで来ちゃいました。
この、行動力がすでに素晴らしい❣️
と、思ったら、それだけではありませんでした。
美容師の彼女は、すぐにシドニーでローカルの美容室で仕事を見つけ、がっつり稼ぎながらの受講。
あっぱれでした。
彼女は今、フランス人のご主人と子供さんの3人でカナダにお住まいです。
そんな佐藤さんの、受講後インタビューです。