記憶はあるのに思い出さないアルツハイマー病
「アルツハイマー病で記憶は失われていない可能性」
と理化学研究所が発表した。
アルツハイマー病のマウスに遺伝学的処置を行うと、記憶が蘇ったという。
つまり、記憶は"消えた"のではなく、"ある"が思い出せないだけで、記憶自体は残っている可能性が高いという。
人は、無意識に、良くも悪くも"思い出すことをコントロールしている"。
そして、思い出すことがストレスになると、思い出すこと自体をやめようとするようだ。
人は、感情で記憶する。
"思い出す"内容は、あくまでも"本人にとっての事実"であり、それは必ずしも"客観的事実"と一致するとは限らない。
記憶は、何度も思い出すことで、より忘れない長期記憶となる。
嬉しいことでも、嫌なことでも、繰り返し思い出せば、いつまでも覚えていることになる。
逆に言えば、よほど強烈な感情か伴うか、繰り返し思い出さなければ、定着は、しにくい。
NLPやスリーインワン コンセプツ®などのセラピーがやるように、脳の中の記憶を書き換えることで、ポジティブな記憶とすることも、できる。
ただし、それは本人が本気でそうしたいと望めばということになるが。
アルツハイマー病は、嫌な記憶を思い出すことが嫌で、いっそのこと思い出すこと自体を止めようとしている状態なのではないかと、勝手に推測する。
"人間だもの"
いい思い出もあれば、嫌な思い出もあるに決まってる。
楽しいときも、辛いときも、良かったときのことを思い出してみるのは、悪くない。
楽しかった時!
人からなんと言われようと、自分自身の中で充実していたなぁ!と思える時。
やったー!という達成感を味わったとき。
そんな時の写真があるなら、スマホに入れて、時々眺めるのも、いい。
自然と目につく、デスクや、ベットサイドや、リビングの棚や、トイレに飾るのも、いい。
ささやかな喜びで、いい。
楽しかった記憶を楽しもう♪
思い出すことをやめたくならないために!
いや、
思い出すことを、楽しむために!