感情に向き合えば、人生は変わる
「人は、口で言えばいいことを、体で表現する。次回からは体でなく口でそれを言いなさい。」
肺炎で入院した部下に、上司が言った一言。
なんと深い理解の上司なのか?
タッチフォーヘルスで言うなら、メタファー。
このように体で表現し、相手に読み取ってもらおうとするコミュニケーションを、日本人は、よくやる。
言葉で主張することをあまり良しとせず、受け入れ難い風潮があり、また、主張することに慣れていないからだろう。
そしてもう一つは、本人がそのことに気づいていないからでもある。気づきたくないとも、言える。
体を壊さなければ、人は受け入れない。
逆に言うと、体を壊せば、人を動かせる。
ビジネスの場でも、親子関係者でも、実はよく使われるコミュニケーション方法。
キネシオロジーは体に聴くので、
"からだの言葉"を早く見つけることが、できる。
パーソノロジーでも、知ることができる。
スリーインワン コンセプツ®に至っては、意識、潜在意識、身体レベルでの感情を知る手立てがあり、これが実に奥深い。
しかし、最終的な問題は、本人の意識がそれを受け入れるかどうかにかかってくる。
意識で受け入れる人は、早い。
最初は、
「そうなのかもしれない」
と、受け入れたフリでも、いい。
意識がついてきた分だけ、変化の速度が、変わる。
表面的になんと言っていても、腹で受け入れられない人は、動かないし、繰り返す。
まさに、"再発"する。
キネシオロジーの良いところは、意識を置き去りにしても、「からだの言葉」を、知ることができるところである。
同時に、意識をどう巻き込むかは、ときに、大きな課題でもある。
記事の最後に
『自分で病気をやめる』
と書いている。
それは、病気も自分が選んでいることだと気づけたからだ。
●不完了な感情を解決する
これこそが、タッチフォーヘルスを極めたゴードンが行き着いた境地なのだと思う。
それは、タッチフォーヘルスのレベル3に出てくる「過去のトラウマ解放」を体験すれば、わかる。
これを体験すれば、
自分の見たくない、無意識に押し込んでいる感情と向き合い、解放すれば、こころも身体も変わるのだと言うことが、よくわかる。
それを、パーソノロジーまで巻き込んで、膨大なツールとしてまとめたものが、スリーインワン コンセプツ®なのだ。
スリーインワン コンセプツ®は、"手法"の集大成のようにも見えるが、実はそうではなく、大事なことは、その奥にある考え方を知ることだ。
このコンセプト(考え方)を理解するなら、最終的な手法はなんでも良いと、言える。
潜在意識にある感情の解放については、長い長い歴史の中で、未だ試行錯誤の段階なのかもしれない。
それでも言えることは、自分の見たくない、受け入れたくない感情に向き合い、受け入れれば、人生は変わる。