ゼロの概念を理解することは、人生を理解すること
戦後の日本は、ゼロの概念を教えていなかった⁈
確かに、ゼロを足したり引いたりすることは、実社会では意味がない。ように見えるかもしれません。
しかし、算数の大事なことは、計算ができる・できない以上に、物の考え方を養うことにあると思うのです。
物事を要素に分解し、それがどう組み合わさっているのか?どこを動かせば全体はどうなるのか?
物事を目の前の現象のみではなく、構造的に捉え、いわゆる"理系の考え方""論理的な考え方"を養う力をつけることが算数の意義なのです。
何かが"ある"ことを証明することは簡単ですが、"ない"ことを証明することは、実質できません。
ゼロというのは"無"であり、同時に"無限"でもあります。
1に0を足すことは、
なにも足さない
とも言えるけれど、
1の横に、今は見えない無限の可能性を足すことだとも言えます。
1X0は、
単に"無"や"無意味"ではなく、今は"なにもしない"ということで、そこには無限の可能性が残されているとも言えます。
目の前の現実、現象としての結果と、その根底に横たわる意味の理解は、別物です。
そして、これこそが、人生で起きていることであり、スリーインワン コンセプツ®で気づくことなのです。
ゼロの意味を理解することは、人生の意味を理解することでもあるのです。
ゼロを単に"無"だととらえてしまえば、"1"を生まないことは全て無駄、つまり、人生を1か0かでとらえるようになるでしょう。
でも、ゼロは"無"であると同時に"無限大"を含み、ゼロから1の間には、壮大な空間とエネルギーが存在するのだと気づいたなら…
そしてそれは、1から2の空間の比ではない空間とエネルギーだということを理解したなら…
人生の景色は、もっと違ったものになるのだと思うのです。
もっと哲学的に言うなら、ゼロは"はじまり"でもあります。
算数は難しい、数字は嫌いと、信じ込みの扉を閉めるのではなく、ほんの少し、その意味を楽しんでみませんか?
きっと、人生の解釈にも役立つと思うのですよ♪